自宅エステできるキャビテーションが人気の理由【仕組みと原理】

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キャビテーションと呼ばれる機械を使って余分な脂肪を落としたり、見苦しいセルライトを解消したりするダイエット方法が注目を集めています。

家庭用のキャビテーションなら数万円程度で買えますが、業務用になると安い機種でも10万円以上するのが普通です。家庭用のキャビテーションと業務用のキャビテーションではいったい何が違うのか、脂肪分解の原理から解説します。

キャビテーションは家庭用と業務用で効果が違う

痩身エステサロンで受けられるキャビテーションの施術は効果が高い反面、サロンの利用料金も決して安くはありません。痩身効果が出るまでにはサロンに継続的に通う必要もあることから、近くにサロンがない人にとっては負担が大きいものです。

痩身エステに通うのが難しいという人でも、ネット通販で購入できる家庭用キャビテーションの機械を利用すれば、家庭で手軽にキャビテーションを実施できるようになります。

一方ではそうした家庭用キャビテーションを使ってみた人の口コミを見ると、効果がなかったという声や痩せないという声も少なくありません。業務用キャビテーションの方が家庭用より効果が高いとも言われていますが、その差はどこから生じてくるのでしょうか?

家庭用キャビテーションの出力は330kHz前後が中心

家庭用でも業務用でもキャビテーションの機械は脂肪を落としたい部位にヘッドを当て、ヘッドから放出される超音波を脂肪に伝える仕組みはある程度共通しています。キャビテーションの機種ごとに違ってくるのは、発生する超音波の周波数です。

家庭用キャビテーションの超音波周波数は330kHzという製品が多く、国内メーカーの製品に限ると100kHz以下という例は見当たりません。家庭用キャビテーションの中には超音波周波数が1,000kHz以上に達している機種もあって、3,000kHzという製品も見られます。

家庭用キャビテーションにはラジオ波やEMSといった付加機能を持つ製品も少なくありませんが、数字が大きいほどエネルギーが高くなるラジオ波出力は1mHzという例が大半です。

強力な出力が業務用キャビテーションの特徴

一方の業務用キャビテーションは家庭用より価格が10万円以上高くなり、中には数十万円に達する製品もあります。そうした価格差が家庭用と業務用で最大の違いとも言えますが、製品仕様の面ではキャビテーション出力に相当する超音波周波数が最も重要です。

家庭用は多くの製品で超音波周波数が330kHz止まりとなっているのと比べ、業務用キャビテーションは25kHzから40kHzという製品が多くなっています。ラジオ波とは逆で超音波は周波数が低ければ低いほど出力が高いという性質を持つため、業務用キャビテーションの方が家庭用よりはるかに強力なのです。

脂肪を温めて代謝を高め排出効果を良くするためのラジオ波出力も、業務用キャビテーションには最大10mHzに達する製品があります。

キャビテーションで脂肪やセルライトを分解する原理

キャビテーションの機械が脂肪やセルライトを分解できるのは、脂肪細胞に振動を与える超音波の作用に他なりません。キャビテーションが発生する周波数帯の超音波は脂肪細胞に効率よく働きかけ、振動によって細胞に圧力差を発生させます。

脂肪細胞内の液体に圧力差が加わると気泡が生じ、この気泡が破裂する際に細胞膜が破壊されるという仕組みです。こうして脂肪細胞を分解することで、体の各部分についた余分な脂肪だけでなく、脂肪が固まってブロック状になったセルライトも除去できるようになります。キャビテーションの発生させる超音波は脂肪細胞だけに作用する周波数なので、筋肉や皮膚など他の細胞は分解されません。

業務用キャビテーションの方が脂肪排出効果が高い理由

キャビテーションの発生させる超音波の周波数は、25kHz~40kHzでも330kHzでも脂肪のみに作用する点では変わりありません。家庭用と業務用で効果の違いが生じるのは、周波数の低い超音波ほどエネルギーが高く脂肪層の深い領域にまで作用するという性質によります。

一般的な家庭用キャビテーションの出す超音波は皮膚表面に近い脂肪層の浅い部分にしか届かず、脂肪の厚い部位では深い領域にまで達しません。業務用キャビテーションは出力が高く深い領域の脂肪層にまで行き渡るために、家庭用より脂肪排出効果が高くなります。

このような高出力の超音波を発生させるにはキャビテーションの機械を製造する際にもコストが余計にかかってくることから、業務用のキャビテーションは家庭用より価格が高いのです。

家庭用も業務用もキャビテーション後のマッサージが重要

家庭用と業務用のキャビテーションには以上のような違いがあって、超音波の出力差が効果の違いという形で反映されています。少しでも痩身効果を高めたいという人は、予算を多くかけてでも業務用キャビテーションを選んだ方が後悔しないものです。とは言え業務用キャビテーションを使う場合でも実際に脂肪排出効果を高めるには、脂肪分解後のマッサージが欠かせません。

キャビテーションの超音波で分解された脂肪はそのままだと排出されずに残ってしまい、時間が経てば吸収され脂肪が再形成されてしまいます。キャビテーションを実施した後に血液やリンパの流れに沿ってマッサージすることで、分解された脂肪が体外に排出される仕組みです。そうした注意点は家庭用と業務用どちらのキャビテーションでも変わりありません。

 

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